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World Masters Ski-O Chanpionship 2003 in Estonia 参戦記
(OLP兵庫:内山孝博)

 
今年は、リフレッシュ休暇として2週間休めるため、迷わずスキーOマスターズに参戦することに決めた。メンバーは、M65武石、M60高原、M40山田一善、W40大里と、同会場、同日程で開催されるWorld Cupに2度目の挑戦となる柴田の総勢6名での参加となった。

 今回は、Bjorn Gustavssonコーチのもと、5月の残雪合宿、11月中旬の旭岳合宿に参加し、12月中旬からは毎週Bjorn Gustavssonコーチとスキー場へ通い(大会運営やスキーO大会参加を含む27日間)、充実したトレーニングが出来た。特にスキーO用にトレーニングしたダブルポールや片足スケーティング、MAPトレーニングの成果がどう出るか、Mastersでどこまで通用するか、非常に楽しみであった。


【エストニアへ】

 2月25日、SAS12:45発SK984便で、Copenhagen経由Tallinnへ向かう。12時間後、Copenhagen上空に到着したが、濃霧の為、降りられないかもしれないという。何とか着陸したものの、Tallinn便はキャンセルとなり、Copenhagen泊まりとなる。もともとTallinnからVoruのホテルまでは午後の移動予定だったので、宿泊代、夕食代、タクシー代が出た分得した気がする。翌日、CopenhagenからTallinnへは、10:25発Estoian Airだった。やっとTallinnへ到着したのに、今度はスキーケースが届いていない。幸いCopenhagenにあったので、次の便で、翌日朝にはホテルへ届くであろうとのことだあったが、不安だったので、柴田を受取の為空港へ残し、我々はTallinnで合流した大里さんと、迎えのバスに乗り込みホテルへ向かった。 (World Cup選手を置き去りにしたのは少し気が引けたが)  夜、柴田とともにスキーが到着し、ワクシング。ワクシングルームは、ホテルから100mほど離れたキャンプ小屋のような建物が用意されていた。

 

【モデルイベント】  

 2月27日、7:00起床。朝食を摂って9:00のバスでモデルイベント会場へ。モデルイベントの会場は、本テレインの北側一体で、福島大会のようなテレインとコース。1/10000の地図(45以上)で、10:30頃スタート。  
  ネットワークは、モービル道がとてもきれいに踏んである。気温、雪温とも−8℃、積雪は50cmくらいで、雪質は粉々になった氷のような感じであまり滑らない。テレインも事前に地図で確認していたイメージ通り、なだらかな丘陵地で、Masters向けのテレインとコースのようだ。コース、地図、地形を確認するように、6.5kmくらいのコースを43分くらいで廻った。武石さん以上の年配の人たちがかなりのスピードで滑ってくる。今回の目標にしていた1桁台順位は厳しいかもしれない。

 

 

【ロング1日目】  

 2月28日、7:30起床。スタートが13:11と遅いので、出来るだけ遅く朝食を摂り、ゆっくりと仕度し、11:00のバスで会場に向かう。会場は、地図の東端の小学校。

 スタートまで余裕があるので、大里さんのスタートを見送ってウォーミングアップ開始。ウォーミングアップ中に、午前中にスタートしたWC参戦の柴田がゴール。3時間は切っているようだ。


  1分前に自分で地図を取ってマップホルダーに入れるが、コース範囲が広すぎて、収まらない。仕方ないので、一部のコントロールはマップホルダーからはみ出したまま留め、転倒などではみ出した部分を破かないようにしないと、とか考えているうちにスタート。全くコース読みが出来なかったが、スタートフラッグまでは、スーパースケーティングで全速で滑った。

 90:48でゴール。分岐の見過ごしやルート選択に小さなミスはあったものの、大きなミスは無く、ルスツや福島大会よりはるかにいいレースだった。これなら最下位は免れたのではという期待があったが、結果は、11位と15分差のダントツ最下位。巡航速度はキロ6分を切って(5:51/km)それなりのレースと思っていたが、トップは61分(3:56/km)、トップタイム比は149%。
  この差だと、メダル争いに絡むには、丸山哲史氏なみのスピードが必要で、最下位脱出にも、巡航速度を1:00/km縮める必要がある。M45は参加者12名と少ないが、レベルはかなり高い。ラップを見ても、11位が4レッグあるだけで、あとはすべて最下位で、全く歯が立っていない。レース後の満足感は落胆に変わり、2レース目は、とにかく、ミス覚悟で全速で滑るしかないとあらためて思わざるを得なかった。

 

順位
氏名 タイム
1
Kari SAASTAMOINEN Finland 01:01:03
2
Tapio MANNILA Finland 01:02:28
3
Sergei SONNENBERG Germany 01:04:33
11
Algridas SALKAUSKAS Lithuania 01:15:57
12
Takahiro UCHIYAMA Japan 01:30:48

 

【スプリントイベント】  

 3月1日、6:50起床。今日は、Voruの北北東約20kmのPolvaという街の近くで開催される地元OK Polva KOBRAS主催のスプリント大会。Masters参加者は自動的にエントリーされており、地元の子供たちや愛好者が加わったローカル大会で、H45はH40と統合されたクラスになっている。
  会場は、スキーセンター。スキーセンターといっても、倉庫が更衣室代わりで、トイレは、倉庫の裏に黒いビニールで囲っただけのシンプルなもの。参加者も慣れたもので、さっとやって来て、さくっとレースを楽しんで帰っている。運営も、無駄なものが一切排除されたシンプルな印象、それでいて、コースや速報など肝心なところはきちっとしている。 (計センは、ゴール脇に停めた車の中にパソコンを持ち込んで処理していた) 我々も見習うところ多し。

 
 H40、4.8km、14Pを27:52でゴール。MAPコンタクトや、分岐での減速が多く、全くスピードに乗れないレースだった。トップは、Masters初日のM45トップのフィンランド人で、17:46。トップ比157%は昨日より劣り、巡航速度5:48、25人中22位であった。  中盤の細かなネットワークのレッグでは、左右左が非常に効果的だった。
 
順位
氏名 タイム
1
Kari SAASTAMOINEN Finland 17:46
2
Kimmo Maatta Finland 17:48
3
Tapio Mannila   Germany 19:01
21
Juris Kokins Lithuania 27:05
22
Takahiro UCHIYAMA Japan 27:52
24
Kazuyoshi Yamada Japan 30:43

 

 いよいよ明日は2本目。何とか最下位脱出と行きたいが、15分差は正直きつい。でも11位の選手と今日のスプリントでは47秒差。勝てないことは無い。明日はミスを恐れずスピードを上げて挑戦するぞ!

 Don't Hesitate!

 

【ロング2日目】  

 3月2日、6:00起床。早くも最終レース。今日は巡航速度を上げて何とか一矢報いたい。6:30に朝食を摂って8:00のバスで会場へ。大里、一善さんのスタートを見送ってウォーミングアップ。スタート順は初日の逆で9:53。
  1分前にMAPを取ったが、コースを見るとM50??。これは主催者のミスと、冷静に保管用の袋から自分でM45の地図を取り出してスタート。  

 75:34でゴール。やってしまった。前半(1枚目)は大きなミスはなかったものの、後半に入って、H→I、J→Kとミスを連発し、その後は集中力が切れかかってしまった。トップ比158%、巡航速度6:18/kmとミスした分初日よりも落ちているが、意識的にスピードを上げたので、止むを得ない結果である。と言いたいとこだが、ただむやみにスピードを上げても、MAPコンタクトが疎かになり、ルートプランにも、ルート辿りにもミスが出てしまうだけであり、結局、これが、今の実力そのものということである。  
  総合結果は、トータル2:46:22の12位(最下位)。トップは、1:49:54。トップ比151%、巡航速度6:00/km、11位までも30分ほどあり、Mastersと言えども、世界のレベルの高さ、自分の未熟さを思い知らされた。

 

順位
氏名 Day 1 Day 2 Total
1
Kari SAASTAMOINEN Finland 01:01:03 ( 1) 00:48:51 ( 2) 01:49:54
2
Tapio MANNILA Finland 01:02:28 ( 2) 00:47:42 ( 1) 01:50:10
3
Heikki PELTONEN Germany 01:05:18 ( 4) 00:48:57 ( 3) 01:54:15
11
Algridas SALKAUSKAS Lithuania 01:15:57 (11) 01:03:01 (11) 02:18:58
12
Takahiro UCHIYAMA Japan 01:30:48 (12) 01:15:34 (12) 02:46:22
 

 でも、まだまだ改善できる点はたくさんあり、課題もより具体的になった。 ダブルポールと片足スケーティングのみで、コース(適度のアップダウンがある15km以上のモービル道)を4:00/km以内で滑り切るスピードと体力、このスピードを落とさずにルートプランと、ルートを維持するスキーOの為のオリエンテーリング力。
  Bjorn Gustavssonコーチのトレーニングメニューのほんとの意味がわかった気がする。もう一度、トレーニングし直し、何とか、彼らと互角に戦えるようになりたい。

 それにしても、テレイン、コースとも大変すばらしく、スキーOを十分堪能出来た、とても楽しい遠征だった。 

 

 早くも、次のシーズンが待ち遠しい!

 

 

 

 

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