総括 (事務局より)
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新人2名を含んだ総勢13人での第2次残雪合宿は、秋田県と岩手県をまたがる八幡平で3日間にわたり行われた。雪は少ないところでも1m、多いところでは5m近く残ってお り、天気の崩れも無くトレーニングを行うには抜群のコンディションであった。
気温はホテル付近で20度付近まで上がり、昼間の雪はべちょべちょになってしまうため、後半の2日間は朝5時から2時間ほどトレーニングを行うなど、かなり気合の入った合宿となった。
本合宿でようやく今シーズンが終了し、11月末の初雪合宿までは雪上でのトレーニングが出来ないが、昨年度の合宿報告を参考に、次のシーズンインまでローラースキー、筋トレ、体力トレーニングに励み、ベストな状態でシーズンを迎えられるようにしてもらいたいと思う。
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| *第1日目(13:30〜16:30) |
| 頂上付近でフリースキートレーニング |
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久しぶりの雪の感触を確かめるため、皆フリーでトレーニングを行った。付近の山の頂上にアタックする組や、ダブルポールレースをする組などがおり、みな思い思いに滑っていたようだ。
新人に対してはグスタフソンコーチにより、基本的なスケーティングテクニックとバランストレーニングを行った。初めてスキーを履くものに対して、細かい技術的な話をしても小難しいし、つまらない。まずは、Just
SKi (グスタフソン談)だそうだ。
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| *第2日目(5:00〜7:00、10:00〜12:00) |
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早朝 ピークアタック
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八幡平頂上につながるアスピーテラインは午前8:30まで閉鎖されているため、頂上付近でのトレーニングはできない。そのため、ホテル付近から近くの山頂を目指してひたすらアップヒルのトレーニングを行った。ピークまではおよそ400mのアップであり、最終的にはその近くまで到達した時点でガスがかかってしまったため、引き返すことになった。

ホテルの近くではまだ高度が低い(1000m前後)ため、木が生い茂っており、トレーニングに適した場所であるとは言えなかったが、中腹を越えたあたりからは針葉樹のみになり快適に登っていくことができた。基本的にはクイック中心であったが、狭い林間を抜ける際には片足スケーティング、ダブルポールを多用する機会もあり、コースを離れてトレーニングするのもかなり実践的なものであると感じた。下りはかなりのスピードが出る中でのスキーコントロールが必要で、苦手なものも多くいたようだ。
新人に対しては、山の中腹でグスタフソンコーチによりダブルポーリングを練習したようである。ダブルポールは非常に重要な技術ではあるが、初めてやる時には腹筋を効果的に使うことが出来ず腕の力だけで押してしまうために、すぐに疲れてしまうし、バランスもとりづらくなる。たとえ経験者であっても、ダブルポールテクニックの習熟度、鍛錬度がレースの結果を大きく左右するので、腹筋・腕筋のトレーニングを重点的に行うべきである。
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午前 山頂付近でのトレーニング

早朝トレーニングの後は、朝食+仮眠をとり、10:00頃より八幡平山頂付近でトレーニングを行った。山頂付近は木がまばらに生えている上体で、林間トレーニングに最適であった。30分ほどのウォーミングアップの後は、林間での総合トレーニングを行った。前述のとおり、瞬発的な登り、下りでのステップターンなど、課題は多い。シーズン中は雪がやわらかいため、このようなトレーニングを行うことは困難だが、技術トレーニングとしては総合的な効果があるので、適したエリアさえあれば積極的に取り入れていくべきだろう。
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午後 レスト+観光+自主トレ
八幡平は雪の壁や無数の温泉地帯などで知られる有数の観光地である。トレーニングに疲れた体を癒すため、一部の者は温泉めぐりを行った。新人の中には付近のスキー場で自主トレをしていた者もいるとのこと、かなりimpressiveである。
グスタフソンコーチは、堀江+OLPメンバーと温泉めぐりを行った。蒸の湯(ふけの湯)にまず入浴し、体の疲れをとった後は、後生掛温泉付近の自然探索路で活火山活動について学んだ。さすがオーロラ研究所に勤めているだけあって、自然活動に対してはかなり興味があるようだ。ちなみにスウェーデンでは火山も地震も無いそうである。
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| *第3日目(5:00〜7:00、9:30〜12:00) |
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早朝:アドベンチャースキーOレース
当然最終日も5:00からトレーニング開始である。3日目は1:25000の国土地理院マップで山岳スキーOレースを行った。5つのコントロール中4つがピークにあり、1番コントロールまでも400m近いアップがあるかなり強烈なレースであった。スキー場から一斉にマススタートしたものの、高級ポールを折ってしまう者や、へそまでつかって流されながらも川を渡る者がいたりと、アドベンチャー的な要素を多分に含んでいた。
1番コントロールにつながる橋が無かったために多くの者がかなりの時間をロスしてしまい、完走者はいなかった。雪が残されている部分も立ち木や枝が多く、快適に滑れたとは言いがたく、テレインの選択は慎重に行わなければならないことを痛感した。
一部参加者の中に、予定時刻を過ぎてもレースを続け、皆の心配の種となる者もいたが、本番のレース同様、万が一の場合を想定し帰還時刻には帰れるようペース配分をしていただきたい。
午前:ダウンヒル+総合テクニックトレーニング
最終メニューは主にダウンヒル+林間トレーニングであった。林間トレーニングはインターバル形式でより実戦に近い形で行い、ナロートラックでの動きをシュミレーションしてのトレーニングとなった。インターバルの間隔は、2分程度であったが、常にスキーコントロールに気を配る必要があり、高負荷なトレーニングであった。実戦ではこれに加えてさらにマップコンタクトが必要になってくるので、ダウンヒルでスキーコントロールのみに集中してしまわぬよう、十分なクロカンの技術トレーニングが必要だろう。
(写真:スキーテクニックを教えてる堀江)
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| その他 |

今までグスタフソンさんのようなコーチがいなかったこともあり、テクニックに関しては自己流で覚えてきた者が大半だったため、技術的な伸びを期待することはそれほどできなかった。しかし、今年初めてグスタフソンコーチのレッスンを受けた者や、シーズンを通して行動を共にしていた者達を見ると、良いコーチの存在がどれほど大切かが分かると思う。
来年はコーチ不在となってしまうが、今年得た知識、経験を元にぜひ新人の皆を育てていって欲しい。経験者に連れられて、経験者と同じメニューを一緒にやったり、ついていけなくなって一人で練習させてしまったりしては、普通は二度とこないでしょう。自分のトレーニングも大事だが、競い合える仲間を育てていくことにも注力して欲しいと思う。
(写真: 左から、山田敦史、武石雄市、Gustavsson) |
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| 以上報告 : 柴田達真(日本スキーオリエンテーリング研究会
事務局長) |