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2002年残雪合宿

平成14年5月3日〜5日 

場所:山形県蔵王高原

報告者:酒井佳子、白鳥桂子

 

コーチ Bjorn Gustavsson

5歳からノルディックスキーを始め、10歳からフットオリエンテーリング、14歳頃からスキーオリエンテーリングに取り組んだ。フットオリエンテーリングの選手だったが、脚の故障のため、20歳頃にスキーオリエンテーリングへ転向、キルナのチームの一員として活躍した。現在は東京都在住。
 
*第1日目(14:30〜16:30)
蔵王刈田岳付近の雪渓(距離約500メートル、等高差約30メートル)で、スキー滑走の練習
  • クイック ・ ダブルポール(肘を振らない、早いテンポでポールを突く等に留意)
  • 片足スケーティング(膝が離れないよう留意)
  • 狭いトラックでのクイック(上二つの留意点のとおり)
  • ジャンピング片足スケーティング(片足スケーティングでは、谷側の脚を斜め前方に滑らせる。 )
   
   
*第2日目(9:30〜11:30、14:00〜16:30)               
  午前チ ウオームアップのための30分スキー滑走
       ビデオによるフォームチェック
  午後  夏場のトレーニングその1(筋力トレ)
  • ウォームアップ(体が暖まる程度のジョグ)
  • 腕立て伏せ(30回)
  • 腹筋(20回)
  • ジャンプ(30秒)
  • 腕立て伏せ(30回)
  • 腹筋(20回)
  • 横になり片足上げ(30回ずつ)
    上になっている腰をやや前方に押し出すこと、脚をやや後方に上げることがポイント)
  • 逆腕立て伏せ(30回)
  • 背筋(30秒)
  • 短い休憩 

    上記を3セット行う。
 
      夏場のトレその2(ポールウォーキング)
  • 準備するもの(安いスキーポール。ポールを持って肘が直角よりやや鋭角になる程度の長さ。)
  • 場所はスキースロープなど。
  • ポールを使用し、斜面を登る。
  • 距離は、歩き始めて5分程度の地点まで。
  • 普通に歩く要領で、大股で、脚の動きは速く、腕もスナップを利かせる。下りはゆっくりと下りて構わない。
  • これを4セット。
  • 他に斜面を使ったトレとしてポールラン(これはあまり重視していない)がある。ポールなしで、斜面を片足、両足揃えて、後ろ向き等々で登るのも強い脚を作るのに役立つ。                           
 

     コーチが行っていた夏場のトレ

  • 夕方のみならず早朝もトレに充て、1週間に約10のメニューをこなした。 
    メニューとして次のようなものがある。
  • 週2回の筋力トレ
  • 週1回のポールウォーキング(以上は、必ず行うべし)
  • 週3、4回2時間のローラースキーLSD
  • 週1回1時間程度、速いペースでのローラースキー
  • 週1回2時間林道でマウンテンバイク
  • 月2、3回程度、ダブルポール走法で、約1キロの緩やかな登りをローラースキーで4,5本/山道での2時間走/インターバル
  • そのほか、レースで疲れた時の集中力を鍛えるトレーニングとして、1時間程度林を走った後、道のみ描いた地図を用い、3,4ポストのオリエンテーリングを週に1回程度行った。 
 
*第3日目(9:30〜11:40、14:00〜16:00) 

 午前

  • 1時間のスキーでのLSD
    (疲れた状態でのトレーニングをするため。)  
  • メモリートレーニング30分(LSDで疲れた後というのがミソ)
  • 地図上のルートを記憶(分岐を3つほど覚える)し、一定距離を滑った後に記憶した内容を紙に書くというトレーニング。
  • 準備する物(マップホルダーなどしっかりした物に入れたルートを書いたコース図、鉛筆、紙と板状のもの。 今回はテーブルを使用)
  • やり方 スタートと同時に地図を見て、3つ目の分岐まで「右、左、左」といった要領 で記憶する。200m往復して来たら、机上の自分の紙にまず「右」と書き、別方向に1往復してきたら「左」、もう一往復してきたら「左」と書く。
  • 地図を見て更に3つ目の分岐まで記憶し、同じことをくり返す
  • メモリーの他、一度目を離した地図上のある点に、いかに速く戻れるかの練習 にもなる。

 午後

  • 不整地の林の斜面で30分のウォーミングアップ
  • 林の中で、スキーオリエンテーリングをイメージした十字マップ  トレーニング30分(アーサルンデの十字版。シーズン初めにすると効果的)
  • 準備する物(コントロールフラッグ、パンチとチェックカード、コース図、 マップホルダー)
  • やり方 スタートと同時に地図を見て、覚えられる範囲で「右、左、左」などと分岐を頭に入れる。
  • 例えば、ポストaからスタートした場合、eで右折しbへ、そこで Uターンをしてeに戻り、次に左折しaへ、同様にeに戻り左折してdへ、となる。このようにしてポストにたどり着けばパンチをする
 
*第4日目(9:30〜11:40)

 午前 

  • 30分のスキーでのLSD
    以下の2つのトレーニングを半分に分かれ、30分交替でおこなった。
  • オープンエリアでの十字マップトレーニング(3日目午後にやったメニューと同じ)
  • 技術練習
    • ダブルポール(脇をしめて)
    • 片足スケーティング
    • 幅の狭いところ(80cmを想定)をクイックで登る
    • 全員で技術練習(スキーオリエンテーリング用テクニック)
    • やわらかい雪のとき(新雪でさらさらしている状態) :ダブルポールをするときは、ストックをつきにくいため、ポールは軽くはやくつく。
    • 道だけが圧雪されていて、まわりがやわらかい雪のとき クイックで登るときはなるべく後ろにポールをつく。
 
編集者の感想
 非常につらそうですが、夏場でのトレーニング方法についてよくまとめられた合宿だと思います。参加できなかったのが悔やまれます・・・。